リモートワークとマネジメント

IT関連

プログラマ、エンジニアといえばリモートワーク(在宅勤務)が主流ではあります。リモートワークをしたくてプログラマやエンジニアを目指す、という方もいらっしゃるかもしれません。リモートワークのデメリットや採用側の悩み、ではどうやっていけばいいかを僕の経験からお伝えできればと思います。

リモートワークのあまり表に出てこないデメリット


まずはリモートワークの一般的にあまり表に出てこないデメリットをいくつか紹介したいと思います。
一つ目は運動不足です。僕の知り合いの方で運動不足(太陽光を浴びなくてビタミンD不足?)で髪の毛が若干細くなって抜け毛が増えてきた、という方がいました。他にも普段の通勤で体を動かしていたのがなくなって、体重が増えたという話も聞きます。正直、脳が消費するカロリーはあまり多くはなく、体を動かして消費する方が割合としては非常に高いです。
二つ目は地味にのしかかってくる生活費です。電気代だけでなく水道代、ネット代といったものです。特にネット代に関してはオンラインミーティングや常時接続、大容量のファイルのやり取りといったことが発生するため、ある程度の速度や安定性を確保しなければならたいため、テザリングでは代用できません。
三つ目は作業する環境です。例えば椅子に座っているかどうか、モニターの高さ、室内、家族との関わり方といったことです。もしかしたらオンラインスクールなどでパソコンに向かっている時と同じような状況かもしれませんが、実際はもっと長い時間パソコンに向き合っていたり、イレギュラーな対応で遅くまで作業したり、支給されるパソコンが大きかったりと自分では制御できない要因もたくさん発生してきます。

採用やマネジメント側のホンネ


僕自身、採用やマネジメントに関係していることもあり、正直にいいますと、リモートワークだとその人の評価が難しいです。まず、コミュニケーションを取る機会が少ないためにその人の人となりを理解するまでに時間がかかったり、どうやって接すると効率がいいのかが分かりづらかったりします。その結果、コミュニケーションロスが発生したり業務に支障が出て成果が出なかったりと、不幸な結果になる可能性があります。
また、ちょっとしたことでもわざわざ時間を設定してオンラインで話す、というのも面倒だったりします。近くにいれば仕事の様子を見ながら声がけができ、それができるできないという環境はかなり差があります。

振られた仕事を淡々とこなす、という業務形態ならばあまり問題はないかもしれませんが、縦や横のつながりを大切にする組織的な動きを求められる場合は最初からフルリモートで働く、というのはちょっとリスクが高いような気もします。
そのような懸念があるため、採用やマネジメント側からすると「リモートワーク推奨」とはいえ、なるべく出社したいと言ってくれる人の方が印象は良くなりますし、実際に出社してコミュニケーションを取れるとスムーズに進むことがたくさんあります。

リモートワークする上で大切なこと


そんな本音がありながらも、ではどうやって歩み寄っていけばいいか、ということですが一番は「ホウレンソウ」をきちんと、こまめにするということが大切だと感じています。即レスを心がける、相手がどんなことを知りたがっているか先回りする、進捗(特に遅れやわからないこと)はきちんと連絡する、ということが徹底できればベースとしては問題ないかなと思います。
ただ意外と上記のことがきちんとできている人はあまり多くなく、「今何をしているんだろう?」と不安になることもあります。相手(上司やプロジェクトメンバーなど)のことを考えてチャットなどでコミュニケーションを取れる人はとても大切にされるはずです。正直、成果だけ出して全然ホウレンソウのない人よりも、成果はボチボチできちんとホウレンソウしてくれる人の方が特にリモートワークでは重宝されたりします。
というのも、オンラインとオフラインで何が違って、どうその差を埋めていったらいいかを客観的に判断して動ける人があまりいないからです。この、違いを分析して実行する能力はどんなことにも活用できるはずです。

自分からどう動いていくか


上記までは外的な要因ですが、ここではどんな心掛けをしていくかということをお伝えできればと思います。まずなぜコミュニケーションが大切かといいますと、信頼関係を築くことで仕事をスムーズに進めることが可能になるからです。そのためには自分とはどういう人間なのかを知ってもらうことが第一歩です。自分から積極的に人と絡んで発信していくことがは相手にとって、とてもありがたいことです。それをわかっていて自発的に動いて、自分はどんな人間であるかをアピールできると周囲を巻き込みつつ、最終的には自分が仕事をしやすくなるのではないかと思います。

まとめ


GAFAMをはじめ、国内のIT企業もコロナ禍ではリモートワークをいち早く導入していましたが、最近になって逆に出社推奨の動きとなっております。そこにはやはり「効率」が非常に重要なファクターとして関わってきており、リモートワークしたい人と出社してもらいたい会社とでせめぎ合いが発生しています。その間をどうやって自分のやりたい方向に向けていくかも自分らしく生きる一つのポイントだと考えています。

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